イオンシネマ「シネパス」で夢の2本立てを名画座並みのプライスで観た!でも運営方法にはちょっとギモン。
昨日、イオンシネマ釧路にて2本の名作を立て続けに観た。
『エイリアン(Alien)』(1979年・アメリカ映画)
監督:リドリー・スコット
脚本:ダン・オバノン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:トム・スケリット、シガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト、ハリー・ディーン・スタントン、ジョン・ハート、イアン・ホルム、ヤフェット・コットー
詳しい内容は今更感があるので端折るが、そういや、久々に観た「Kill Me...」のシーンや、マザーとの画面上の対話シーン等を含む、非ディレクターズカット版を劇場のスクリーンで観られるのは感慨深い。
先程公開になった『ホドロフスキーのDUNE』で詳しく語れらる、ホドロフスキー版『デューン』の製作中止騒動が無ければ、ダン・オバノンやH.R.ギーガーといった、今作のスタッフが集まる事は無かった...。また、いよいよエピソード7を製作中の『スター・ウォーズ』が大ヒットして無ければ、そもそも本作は生まれていないハズで、何だか最近の出来事とリンクして因縁めいてて面白いなあ、何て思ったりして。しかし、その『ホドロフスキーのDUNE』は北海道では遅れて8月公開らしい。凄く残念...。
『猿の惑星(Planet Of The Apes)』(1968年・アメリカ映画)
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:マイケル・ウィルソン、ロッド・サーリング
原作:ピエール・ブール
出演:チャールトン・ヘストン、ロディ・マクドウォール、キム・ハンター他
こちらも今更感のため内容は割愛。そういえば、今年『猿の惑星:新世紀』が公開される。前作『猿の惑星:創生記』から10年後の話らしいが、ジェームス・フランコは出ないらしいし、監督は交代してるし、一体どうなんでしょう。ま、間違いなく観るけどね。こちらもちょっとタイムリーだった。
それよりも、若かりし頃に池袋名画座で2本立てで旧作の名作を観まくった時代を思い出させる奇跡の2本立て(今回は2本分の料金ですが)を彷彿とさせる凄い濃密な4時間余でした。名画座時代の一番思い出深い濃密な組み合わせは、お馴染み池袋で観た『未来世紀ブラジル』x『ハイランダー』かなあ。終わった時にはもうフラフラだった。いい意味でね。あ、『未来世紀ブラジル』は来週からやるらしい。何か因縁だなあ。
さて、そんな素晴らしい企画(?)、イオンシネマさんのリバイバル名画をデジタル上映するシリーズ「シネパス~名作映画の旅に出よう。」についてちょっと書きます。
[そもそも、シネパスとは?]
毎月1つのテーマにもとづきハリウッド往年の名画から新たな日本の傑作まで4作品を厳選。
月ごとにテーマはかわり、1年間で全12テーマ・計48作品を平日のスクリーンにて上映いたします。
すべて高品質のデジタルシステムで上映。全国のイオンシネマ指定館で2014年4月7日~2015年3月20日まで実施中。
基本線はそんな感じ。年間パスで9,800円、月パスで1,200円、最近発売された3ヶ月パスで3,000円である。見放題って誤解している人がいるけど、基本的には月当たり4作まで、つまり1作1回までの観賞が可能だ。月パス買って1カ月に公開される4本とも観て1本300円!こりゃ凄い。
詳細は↓
そりゃ文句言い出したらキリが無いが、ラインナップは絶妙だ。某午前中から始まる例のアレに比較すると、レベルが違う良質なセレクト。
アッチはハリウッド大作の「名画」にあまりにもコダワリすぎてツマラナいセレクション。過去にタワー...いや、名作高層ビル火災ディザスター映画を観たんだが、デジタル処理のお粗末さに困惑した経験があり、こんなんじゃスクリーンで観る意味は無いなあ、と悟ってから全く観なくなった。
シネパスの方は、デジタル処理がバッチリだし、劇場内で3番目に大きいスクリーン(キャパ230人の規模!)で観られるって事は凄い。正に奇跡的である。
しかし、運営方法に関してはかなりギモンの嵐。だって、キャパの100分の1程度...つまり、2~3人程度しか入っていない観客の数。朝一だから?いやいや、この1回だけです。平日だからじゃあ?いやいや、平日しかやってません!一体何でこんな放映時間なのだろう。何か特別な理由か大人の事情でもあるのかいな。
現状の自分の立場だから観に行ったが、フツーの人は観にいけないだろう。この間までの僕だってそうだ。釧路まで車で2時間かけてってのはまあいいとして(だって普段から札幌まで4時間かけて映画観に行ってるし。それよりマシ。)、平日の朝一に行ける訳ないだろ!
イオンシネマさんは、映画ファンの生態を今一度検討し直してから、この企画を再度練り直すべきだと思う。早起きはキツイし、皆がイオンシネマの近所に住んでるわけじゃないし、そもそも大半が平日は休みじゃないもの。この素晴らしい企画が今年限りになってしまいそうで怖い。作品のセレクトは、まずまず良いのだから。ま、往年の名画座の様な、グーグー寝てるオッサンや、仕事をサボってるサラリーマンと、ごく一部の映画バガヤロ男(僕の様な、ね)が共存しているスペースを再現したいだけなら、決して止めませんが...。
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